「Headway HJ-935」がやってきました

6月14日金曜日のこと。心斎橋に所用があったので仕事帰りに所用を済ませた後、時間があったので「M楽器アコースティックイン」へ立ち寄りアコギを眺めていると、『おおっ!』というモデルが目に飛び込んできたんですね。コチラでは滅多に試奏をお願いすることはないんですけど、すぐさまパソコンで仕事されている店員さんに低姿勢で「試奏させていただいていいですか?」とお願いしました。

「これさっき出したばっかりなんですよぉー」とおっしゃりながらチューニングしている店員さん。聞けばネットにもまだ掲載していないんだとか。早速手に取って構えた瞬間からいい感じ。ネック側の左手、ボディを抱える右手もなにもかもいい感じなんです。弾けばローからハイまでレンジが広いという感じはないんですが、何しろ音が太い。ストロークではコード感が前に出て、アルペジオでは一音一音がくっきり。こんな感じで所有しているアコギにはない音色です。それが

Headway HJ-935

「Headway HJ-935」です。

Headway HJ-935(2004)

  • Top:Solid Sitka Spruce
  • Side:Solid Honduran Rosewood
  • Back:Solid Honduran Rosewood
  • Neck:Mahogany 1P
  • Fingerboard:Honduran Rosewood
  • Bridge:Honduran Rosewood
  • Pick up:L.R.Baggs Element
  • Nut width:44mm
  • Scale:630mm

製造から20年経っているとは思えないほどの綺麗な状態で、「これはもう...」ってくらいの一目惚れ。さすがにすぐ購入はせず、家でもう一回考えてきますと言ったものの、自宅では「あの出会いは買うしかないな」と心に決め、6月15日土曜日に再度楽器店へ。

「えらいお早いですね」と店員さんに言われましたが、ネットに出て誰かに購入されることがどうしても嫌だったんですね。再度試奏しても、気持ちは変わることなく購入しちゃったわけです(^_^;)。もちろんアコギを増やすことはできないので同じHeadway工場で製作された「K.Archery K000-1 SS STD Mahogany」を下取りに出したんですけど、アコギらしい音色は「HJ-935」も同じでそこはやはり先日お亡くなりになった信州の名工 百瀬さんが製作したという共通点でしょうか。今回の「HJ-935」にもトップ材の裏側に百瀬さんのサインがあります。

Headwayは以前より好きなメーカーで、あちらこちらで「HJシリーズ」のラウンドショルダーモデルを何度か弾いててとてもいい印象を持ってて、いいものがあれば...と漠然と探してたんです。実は昨年末「HJ-311」というモデルもここで見つけ、結構悩んだ末に購入を見合わせましたけど、今回はほぼ気持ちの中では即決でした。見たときの面構え、抱えたときのしっくりする感じ、コード感と音色の太さすべてがお気に入りです。スペック的にはサイド・バックがホンジュラスローズウッドですからニューハカランダというのも魅力ですが、そんなスペックよりもこの個体が気に入ったモデルです。いやーほんといいギターです。

そんなわけで購入してすぐに動画撮影しましたが、動画での音色もいい感じ。たまたま立ち寄って見つけたという縁もあって購入時のトキメキ具合では一番ってくらい。ピックアップもL.R.Baggs Elementが装着されてますので、積極的にライブに使っていきたいですね。

ギター

Posted by ふじみき