国家資格キャリアコンサルタント†
2016年(平成28年)4月より国家資格となった。登録制(5年更新)の名称独占資格とされ、守秘義務・信用失墜行為の禁止義務が課せられている。
キャリアコンサルティング†
労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うこと(職業能力開発促進法 第2条第5項)
- 職業能力(職業能力開発促進法 第2条第2項)
- 職業能力検定(職業能力開発促進法 第2条第3項)
- 職業に必要な労働者の技能及びこれに関する知識についての検定
- 職業生活設計(職業能力開発促進法 第2条第4項)
- 労働者が、自らその長期にわたる職業生活における職業に関する目的を定めるとともに、その目的の実現を図るため、その適性、職業経験その他の実情に応じ、職業の選択、職業能力の開発及び向上のための取組その他の事項について自ら計画すること
キャリアコンサルタントの使命†
相談者のキャリア形成上の問題・課題の解決とキャリアの発達を支援し、もって組織および社会の発展に寄与すること(キャリアコンサルタント倫理綱領)
キャリアコンサルタントの役割†
- 人生の支援
- キャリアコンサルティングは、職業を中心にしながらも、個人の生きがいや働きがいまでを含め、人生全般にわたるキャリア形成を支援する。
- 自立・自律支援
- 個人が自らキャリアマネジメントにより、自立・自律できるよう支援する。
- 組織との共生への支援
- 個人と組織との共生の関係を作ることができるよう支援する。
- 個人の主体的なキャリア形成は、個人と、個人を取り巻く環境(地域、学校・職場等の組織、家族等)との相互作用によって培われる。相談者個人に対する支援だけでは解決できない環境(例えば学校や職場の環境)の問題点の発見や指摘、改善提案等の環境への介入、環境への働きかけもキャリアコンサルティングに求められる。
- キャリア形成やキャリアコンサルティングに関する教育・普及活動も、同じ理由により重要である。
キャリアコンサルタントの能力体系†