2023.3.11「ミュージックカフェyaya トキヲコエテ」ライブレポ
2011年以降に3月11日にライブをやるのが今回で3回目。2011年のあの日から数日後の3月17日にライブをやることがあってこんな時にライブをやっていいのか...と思い悩みながらステージに立ったことを覚えてます。あれから12年経っても、この時期になると色々と思うことがありながらライブに向かいます。
- いつものような青空
- 土色の街
- バニラ きゃないカバー
- フレンチトースト
- 咲くサクラ、散るサクラ
一曲目の「いつものような青空」はコロナ元年の初めて緊急事態宣言が出た頃に作った曲。不要不急の外出は自粛となり、散歩に出るぐらいしかできなかった頃、散歩の際に見た晴れ渡る青空を見ながら作りました。社会ではどんよりとしたムード中でも、曇りのない晴れ渡る空を見ながら自然の強さを感じたわけです。
二曲目「土色の街」は震災後1ヶ月以上経ち、仙台空港が再開した直後に訪れた被災地での光景を歌詞にしました。あの時もいつものような青空で空港に着陸する直前の海はいつもの青さでした。そんないつもと変わらない自然がありながら、その自然により土色となった街は今でも忘れることができません。
三曲目はカバー曲の「バニラ」。愛する人との別れ、そして会えない淋しさ・生きていく辛さを歌った曲。きっとそのような方が一杯いらっしゃって、それでも懸命に生きていたんだろうと。
そんな思いを込めながらのライブ。失敗はありましたけど、この日のライブで歌いたいことはできた気がします。この日にライブの機会をいただきまして、また皆さん聴いていただきましてありがとうございました。